冬のマリーナ vol.2
2月も終え、晴れの日は段々と暖かくなってきましたが、時折訪れる厳しい寒さで体調を崩さないように、まだまだ注意が必要ですね。
こんにちは、辻です。
桜のシーズンまではもうしばらくあるので、今回も出番が少ないこの時期だらこそ集中してできる、船の手入れをご紹介していきたいと思います。
今回は、ウロコ落としについてです。
船は毎回帰ってくると、真水で塩気を落とす「塩抜き」という作業を行います。
ここで拭き上げまでしてあげるとなお良いのですが、水を流したまんま放置したり、雨が降ったりすると、水分に含まれるミネラルによって、写真のような「ウロコ」と呼ばれる水跡が残ってしまいます。
これが付いてしまうととても見づらくなってしまい、潮を被ったり雨が降ったりすると、次の写真のようにこのウォータースポットに水が付きがちになります(乾くと塩が残るのでわかりやすいと思います)。
これを落としていくのですが、ガラス部分はサンダーにダイヤモンドパッドを付け、適宜水を流しながら落としていきます。すると、カルシウムが白い粉になって浮き出てくるので、これが落ちている証拠になります。
アクリル部分は、傷が入りやすいので、写真のようにコンパウンドを使って落としていきます。
写真の上側が、ウロコを削った後、下側がまだの状態です。これを見ると、水の流れた跡がより分かりやすいと思います。
この作業を繰り返して、すべての窓を仕上げていきます。
これは、2枚目の写真の船の作業後の写真です。先ほどの写真と反対側で、同じように汚れていましたが、とてもキレイになりました。
1枚目の写真の船も、ご覧の通り✨
最後は撥水コーティングをして完了です。
これで、雨の日や潮を被った時にも撥水が効いてるので、快適に航行できると思います🌊
今回は汚れのひどい船からやりましたが、また適宜クラブ艇の方も作業を進められたらいいなと思います。
みなさまの船遊びが快適なものとなるよう、サポートしていきますので、またぜひ気軽にお越しください!!
スタッフ一同、お待ちしております。