スタッフ研修
こんにちは!昨年7月に入社した荒川と申します。
先日、2級船舶免許の試験を受け、無事合格しました!
そして、免許取得の翌日には、さっそく先輩方と一緒に操船練習を行いました。
今回は、免許取得と操船練習について書いていきたいと思います。
船舶免許の取得
昨年の12月、個人面談の際に社長と専務から 「船舶免許を取ってみないか?」 という話があり、1月に教習を受け、2月に試験を受けることになりました。
試験勉強では、「資格を取ること」だけを目的にせず、実務に直結する知識をしっかりと身につけること を意識しました。
たとえば、
・気象や潮流を考慮した操船技術
・エンジンや燃料系統のトラブル対応
・計器の使い方や、正確な位置把握
など、実際の業務で役立つ知識を深めました。
これらを学んでおくことで、 「いざというときに落ち着いて対処できる自信」 につながったと感じています。
そして、試験の合格発表の翌日。
関東運輸局(青海支店)へ突撃し、免許を発行してきました! 🎉
しかし、ここで一つ問題が…。
実は 完全なペーパードライバー だったため、お台場の 激しい車の往来にビビりながらの挑戦 でした。💦
緊張しつつも、どうにか無事に目的地へ到着し、 念願の船舶免許を手にすることができました! 🚢✨
この経験もまた、ちょっとした冒険になった気がします。
こうして、免許取得という 大きな第一歩 を踏み出すことができました。
先輩との操船練習
免許を取得したとはいえ、これからが本番。
操船を仕事として活かせるよう、基本操作に加えて 実践的な操船技術 を重点的に練習しました。
今回の操船練習では FR-23を使用しました。 🚤
🌊 練習当日の環境
ニューポート江戸川が位置する 旧江戸川は感潮河川 で、潮の干満によって流れが大きく変わります。
そのため、どのような潮流パターンにも対応できる操船技術が求められます。
練習当日は、
✅ 若潮 で潮位が 149cmから33cmへと急激に下がる強い下げ潮
✅ 風速10m/sを超える強い北風
✅ 川の流れと風向きはおおむね一致
風向きと潮の流れが一致していたため、船の進行方向を維持しやすい状況ではありましたが、強風と急な潮流によって細かい舵の調整が必要になり、思い通りに操船するのは容易ではありませんでした。
風の影響で速度のコントロールが難しく、流されやすい場面も多々あり、状況に応じた素早い判断と繊細な操作が求められるコンディション でした。
🔹 主な練習内容
✅ 強風・急流の中での微速直進&その場で静止
この日のように 風向きと潮の流れが一致している状況では、流される船のコントロール が重要になります。
そこで、
- 微速での正確な直進 の練習
- 指定のポイントでピタッと静止する技術
を繰り返し練習しました。
このときは、船の上下架に使用しているクレーンの橋脚を目印に静止する練習 を実施。
橋脚を基準にすることで、船がどの程度流されているのかを正確に把握しながら操船できるため、非常に有意義な練習となりました。
✅ 後進ブレーキを使わない着岸
通常、着岸時には後進を使ってブレーキをかけますが、今回は 川の流れだけでスムーズに着岸する技術 を練習しました。
この日は風と潮流が一致していたため、 後進を使わずとも、流れを活かしてスムーズに船を停止させることができる環境 でした。
しかし、単純に流れに任せるだけではなく、
- エンジンの回転数を適切にコントロールする
- 風と潮流を考慮しながら、最適なアプローチを取る
という実践的なテクニックを学ぶことができました。
これからの目標
今回の免許取得と操船練習を通じて、 操船の奥深さを改めて実感しました。
特に 潮流や風の影響を計算した操船の難しさ を身をもって体験することができました。
今後の目標は、
✅ どんな環境でも 安定した操船ができるスキル を習得すること
✅ より大型の船舶を扱えるようになること
さらなる経験を積んで、ワンランク上の操船技術を目指していきます!
おわりに
資格取得は ゴールではなく、あくまでスタート。
これからも実践を通じて技術を磨き、 プロとしての操船スキルを高めていきます!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!